呼吸器内科

呼吸器内科について

呼吸器内科のイメージ写真

呼吸器内科は、肺や気管支、胸膜などの疾患や症状を専門に扱う診療科です。当院では、新型コロナウイルス感染症の後遺症、風邪症候群、咽頭炎、扁桃炎、気管支炎、肺炎、肺気胸などの急性疾患から、気管支喘息、アレルギー性喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、気管支拡張症などの慢性疾患まで、様々な呼吸器疾患の診断と治療を行っております。「咳が長引く」、「痰が切れにくい」、「動くと息切れがする」、「胸が痛む」といった症状のある方は、呼吸器疾患が隠れている可能性がありますので、早めに受診なさるよう、お勧めいたします。

こんな症状はご相談ください

  • 咳や痰がつらい
  • 熱が下がらない
  • くしゃみ、鼻水、鼻づまりが続いている
  • 血痰が出た
  • 喉が痛い
  • 息切れがする
  • 呼吸が苦しい
  • 喉から「ヒューヒュー、ゼーゼー」という音がする
  • 胸部の異常な陰影を指摘された
  • タバコが止められない
  • いびきを指摘されたことがある
  • 新型コロナウイルス感染症の後遺症 など

新型コロナウイルス感染症の後遺症について

新型コロナウイルス感染症は、感染時の症状の有無にかかわらず、感染から回復した後にも後遺症として様々な症状がみられる場合があります。後遺症の原因としては、ウイルスによる過剰な炎症(サイトカインストーム)、活動性のウイルスそのものによる障害などが考えられていますが明確になっていません。
新型コロナウイルス感染症の後遺症への治療は、病気に伴う症状を和らげる、あるいは消すためのいわゆる対症療法が中心になります。後遺症が疑われる場合、激しい運動や無理な活動は避け、当院までご相談ください。

新型コロナウイルス感染症の主な後遺症

  • 強い倦怠感
  • 味覚・嗅覚異常
  • 発熱・微熱
  • 呼吸困難感
  • せき・たん
  • 抜け毛

アレルギー疾患について

私たちの体には、ウイルスや細菌などの異物が入ってきた時に、これら外敵を攻撃しようとする免疫機能が備わっています。ところが、食べ物や花粉など特定の物質に対して有害だと認識してしまい、呼吸器や皮膚などにマイナスの影響を及ぼしてしまう事があります。本来なら体を守るはずの免疫反応が、自分自身を傷つけてしまうアレルギー反応に変わってしまうわけです。近年、気管支喘息、アレルギー性鼻炎など、このアレルギー関連の病気にかかる人がたいへん増えて来ました。そのような患者様は、当院までご相談ください。

アレルギー性疾患の受診にあたりお伺いしたいこと

  • 初めて症状が出た時期
  • 症状の具体的な内容
  • 症状が出たきっかけ
  • その後の症状の経過
  • これまでにかかった医療機関
  • これまでに受けた検査の結果
  • これまでに使用してきた薬の名称
  • 家族にアレルギー患者がおられるかどうか
  • ペットの有無
  • 喫煙者の有無 など

長引く咳

風邪症候群やインフルエンザなどの呼吸器感染症の場合、一時的に咳が出ることがよくあります。しかし、通常ならば徐々に軽くなっていき、2~3週間すれば治まっていきます。もし2ヶ月以上も長引いているときは、感染症以外の原因が潜んでいる可能性が高くなります。こうした場合に何が疑われるのかと言えば、可能性として高いのは呼吸器疾患です。咳が8週間以上続いたら、アトピー咳嗽や喘息、咳喘息などが疑われますので、早めの受診をお勧めいたします。

気管支喘息

気管支喘息は、空気の通り道である気道に炎症が起きる疾患で、「ゼーゼー」、「ヒューヒュー」という症状が特徴的です。こうした患者様の気道は過敏になっており、アレルゲンやウイルス、タバコの煙、冷たい空気などによる刺激が加わると、気道は狭くなります。気道が狭くなると、咳が出たり、息苦しくなったりします。治療としては、まずアレルギーの原因物質を排除する環境整備を行い、喘息治療薬を適切に用います。具体的には、発作を予防するために定期的に使う長期管理薬と、発作が起きた時に、その症状を鎮めるために頓服的に用いる発作治療薬の2種類があります。

気管支炎

気管支とは、気管から肺に向けて左右に枝分かれした領域です。この部位に口腔などからウイルスなどが侵入すると、気管支の粘膜に炎症が起こります。これに伴い、咳や痰などの症状のほか、発熱、食欲不振、全身倦怠感といった全身症状が見られるようになります。これを一般に急性気管支炎と言います。風邪に併発することが多く、風邪による上気道の炎症が気管支へと波及することによって発症します。原因の多くはウイルスなので、根本的な治療薬はありません。そのため、鎮咳薬や去痰薬、消炎鎮痛薬、解熱剤などを用いて対症療法的に治療いたします。

肺炎

肺炎は、主に細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染して炎症を起こす疾患です。呼吸器の防御機能が病原微生物を排除できなかった場合や、病気やストレスなどのために免疫力が落ちている時など、つまり感染力が防御力を上回った場合に、病原微生物が上気道から下気道、そして肺にまで入り込んで感染し、肺炎になってしまうのです。高齢者や慢性の病気を持っている方などは肺炎にかかりやすく、しかも治りにくい傾向がありますので、要注意です。予防や早めの治療が重要で、予防には肺炎球菌ワクチンの接種が有効です。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDは、タバコの煙などの有害なガスを長期間にわたって吸い込むことによって、空気の通り道が狭くなったり、気道の先端にある肺胞などの組織が壊れてしまう病気です。酸素を吸って二酸化炭素を排出するガス交換の効率が悪くなるので、息切れなどの症状が強まります。治療にあたっては、まず禁煙が重要になります。さらに、咳や息切れを軽くするため、効果が長く持続するタイプの気管支拡張薬を使用します。薬物療法だけでなく、呼吸リハビリテーションや在宅酸素療法が必要となる患者様もいらっしゃいます。